透過能力とフォーカスサイズ

フォーカスサイズとはフォーカスサイズとは

フォーカスサイズとは

フォーカスサイズとは、X線源の大きさのことを表します。フォーカスサイズが大きいものはミリフォーカスX線源、小さいものはナノフォーカスX線源と呼ばれ、より大きなエネルギーのX線を照射するためには、フォーカスサイズの大きい装置を選択する必要があります。

フォーカスサイズと分解能フォーカスサイズと分解能

フォーカスサイズと分解能

フォーカスサイズは装置の分解能とも密接に関係しています。産業用CTでは、X線源からコーン上に照射されたX線が被写体を透過し、ディテクタ(検出器)に拡大投影されます。このとき、フォーカスサイズが大きくなればなるほど、X線源の両端から照射されたX線がディテクタに到達する位置にずれが生じ、結果的に透過像にボケが発生する原因となります。

フォーカスサイズにおける透過能力の違いフォーカスサイズにおける透過能力の違い

フォーカスサイズにおける透過能力の違い

X線は、主に原子量が大きい物質ほど減衰して透過しづらくなります。また透過する距離が長くなるほど減衰します。そのため鉄などの重金属をスキャンする場合、アルミやマグネシウムなどの軽金属よりも大きなエネルギーのX線が必要になります。しかし先に記載した通り、照射するX線のエネルギーを大きくするためには、フォーカスサイズも大きくする必要があるため、透過能力と分解能は反比例の関係になります。