活用事例
HV車用バッテリー
(ニッケル水素電池)の
非破壊検査
撮影装置:phoenix v│tome│x c450
試料寸法:320 × 805 × 190 mm
活用事例
撮影装置:phoenix v│tome│x c450
試料寸法:320 × 805 × 190 mm
Issue
車載用バッテリーは、ガソリン車のエンジンと同様で、車の性能に関わる重要な部品です。他の部品と変わらない検査スピードが求められる中、危険物のため各所への輸送にさえ時間がかかってしまうことが課題でした。
CTスキャンを用いることで、非破壊かつ約一時間というスピード感で検査(短絡箇所の調査など)を行うことが可能です。
不具合の原因となる膨らみの有無確認や寸法計測を行います。このサンプルは水素ガスを排出するゴム製チューブを有しているため、チューブにクラックが発生していないかも併せて確認します。
今回の撮影条件ですと、XYZ断面を約140µmずつスクロールして観察することができます。この検査では高さ15mmほどのクラックを見つけ出しています。疑わしいセルを抜き出して撮影することで、より詳細な検査をすることも可能です。
小型の電池を撮影した事例は以下をご覧ください。